安全なリフォームを!アスベスト調査の義務について解説!
2024/09/10
こんにちは!仙台市を中心にお客様の希望に寄り沿ったリフォームを提供している合同会社You&Meです!皆さんは、リフォームの際の安全対策としてどのようなものをイメージしますか⁉工事の際に事故が起きないように作業現場の整備や補修を行ったり、完成後に健康上のリスクが発生しないように事前調査を徹底するなど、リフォームでは様々な角度から入念な安全対策を講じることが不可欠となってきます。その中でも、健康に深刻な被害をもたらす物質である「アスベスト」(石綿)については、法律でも調査が義務付けられているほどの危険性を有しており、施工時にも特に細心の注意を払いながら作業を進めていくことが不可欠になります。しかし、アスベストの危険性をなんとなく理解している方は多数いるものの、その背景事情や詳しい部分については、あまり知らないままリフォーム計画を進めていく方も少なくないという現状があります。そこで、本記事では、アスベスト調査が義務付けられた背景について簡単に解説するとともに、具体的な対策の内容について、リフォーム工事の専門業者の立場からご紹介していきます。
目次
アスベスト調査義務化の背景
高い汎用性→健康リスクの発覚
アスベストの汎用性の高さ
アスベストは、従来、汎用性の高い建材として知られ多くの住宅建築で使用されてきました。具体的には、加工のしやすさと価格の安さにより、様々なデザインや現場に対応したい施工業者側のニーズとできる限り低コストで工事内容を充実させたい依頼者側のニーズを同時に満たすことができた点が、アスベストが広く普及してしまった大きな要因となっています。また、アスベスト自体、不燃・耐熱性、耐薬品性、絶縁性、耐蝕・耐久性、耐摩耗性等の性質に優れていたため、施工のクオリティを追求した結果利用に至ったケースも少なくありません。そのため、古い住宅をリフォームする場合には、アスベストが粉塵として空気中に飛散してしまうようなリスクが考えられることとなってきます。
健康リスクの発覚と規制
先述したような流れで、アスベストは様々な種類の建築物の工事に利用されていました。しかし、2000年代になってくると、リフォーム中に粉塵を吸入したことによる肺がん・悪性中皮腫等の深刻な病気を発症してしまった事例が多数報告されるようになり、アスベストがもたらす健康被害が社会問題として周知されだしました。そこで、2006年9月になると、アスベストの使用自体が法律により完全に禁止されることなり、以後の建築現場ではアスベストが一切利用されないようになりました。これにより、新築の場合はアスベストの脅威を気にする必要のない安全性の高い工事を行うことが可能となりました。しかし、これより以前に建てられた住宅をリフォームする場合には、建材にアスベストが使われている可能性があるため、別途アスベスト調査をすることが必要になってきます。
調査義務の対象
アスベストの脅威を防ぐために
建築物の規模
リフォームの際にアスベスト調査が義務付けられている建築物については、規模による細かい規定が法律で定められています。具体的には、建築物の延べ床面積が80㎡以上になる場合には、アスベスト調査が義務付けられています。リフォームでは住宅の解体・改修のために古い建材を施工する機会も多いため、一定以上の規模感で工事をする場合には、アスベストが飛散するリスクに十分注意して施工を進めなければなりません。
建築年代
リフォームの対象となる物件が、アスベストが最も頻繁に使用された1970年代から1990年代に建設されているものの場合、より入念にアスベスト調査を行うことが重要になってきます。
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